鍾乳洞LEDで守る [導入事例]

豊後大野市三重町中津留にある稲積水中鍾乳洞で、洞内を照らしているすべての蛍光灯を、省エネ効果が高い発光ダイオード(LED)に切り替える作業が進んでいる。  鍾乳洞には、新生洞と水中洞の2本からなる全長1300メートルの散策道がある。民間の開世通商が運営しており、年間に約4万人が訪れる観光施設として知られる。  既に白色LEDに交換されたのは、散策道を照らしていた95個。うち70個は13ワットから7ワットにワット数を下げたが、見所部分の25個では、より効果的な演出のため、45ワットから75ワットへ上げた。このほか、水中を照らしている照明など25個も10月までに交換する。費用は総額200万円。  光量の高いLEDも使ったため、全体の電力消費量は変わらない。しかし、蛍光灯が発する光や熱によって発生していたカビの抑制が期待されるという。  鍾乳洞では今後、カビの発生で傷んだ表面を洗浄し、LEDによるカビの抑制効果を調査する。青松善輔支配人(36)は「LEDに替えた結果、水深10メートルまで目視でき、より空間が鮮明に見えるようになった。鍾乳洞の幻想的な広がりを、自然な色で楽しんで」と話している。 (2011年6月26日 読売新聞)
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