価格低下と技術革新で省エネ後押し、LED照明 [ニュース]
ろうそくと白熱電球、蛍光灯(放電灯)に次ぐ「第4の人工照明」。LED(発光ダイオード)照明のもう一つの呼称です。エコポイント制度や東日本大震災以降の節電ニーズなど、最近の社会情勢も受け、急速にその市場を拡大しています。
● 明かりの歴史
国内をはじめ第4世代への転換が進んでいます。LED照明推進協議会の資料を基に日経アーキテクチュアが作成
● LED照明の国内市場動向
品目 2010年 前年比 2020年予測 20年の10年比
LED照明器具 610億円 321.1% 2340億円 383.6%
LED管球ランプ 210億円 247.1% 792億円 377.1%
演出用LED照明 44億円 102.3% 48億円 109.1%
合計 865億円 272.0% 3180億円 367.6%
富士経済が2011年4月19日に公表した市場調査結果に基づきます。エコポイント制度などの後押しで、LED照明の市場が伸びたと分析しています。電球形LEDについては、15年ごろには新規需要のピークを過ぎ、2020年ごろからは交換需要も出てくるとみています。LED照明器具は白熱電球、ハロゲンランプ、蛍光灯、HIDランプ、冷陰極管灯を代替するもの、LED管球ランプは白熱電球、ハロゲンランプ、蛍光灯、HIDランプを代替するものを対象にしています
LED照明は、白熱電球や蛍光灯と異なり、電気エネルギーを直接、光に変換する点が特徴です。電流を流した際に、電子と正孔(ホール)が結合して発光する仕組みを利用した照明です。
このLED照明には、白熱電球や蛍光灯などと比べて様々なメリットがあります。例えば、寿命が長い点です。この部分は、発注者や建物の管理者がLED照明を採用する際の決め手の一つになっています。
寿命については、4万時間と設定しているLED照明が目立ちます。この場合、一般的な白熱電球に比べて寿命が約40倍、蛍光灯に比べて数倍ほど長寿命となります。高い天井に設置した照明など、交換に手間を要する場所では、交換コストの削減を図れます。
http://nkbp.jp/nrNSGe
2011-07-19 05:02
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